【トークイベント】勝率一割二分五厘の野球と野球小説


あなたは、昨年刊行された韓国人作家パク・ミンギュの小説『三美スーパースターズ 最後のファンクラブ』(晶文社刊)を、もう読んだだろうか?

一部の野球ファンにとっては、「三美スーパースターズ」と聞くだけでぞくっとするような気持ちになる名前。野球に興味はない人も、作者のパク・ミンギュの名前で『ピンポン』などの作品を思い出す人もいるかもしれません。
どちらの人にもお楽しみいただけるトークイベントの開催です!

『三美スーパースターズ 最後のファンクラブ』は韓国で20万部超えのベストセラーとなった野球小説。韓国プロ野球の創成期に”圧倒的な最下位チーム”として人々の記憶に残った実在のチーム、三美スーパースターズをモチーフとした小説です。日本のファンなら、そんなプロフィールを見るだけで日本のチームに重ね合わせてみてしまう方もいるかもしれません。

さて、物語ではそんなチームのファンであった二人の少年が、大人になって、様々な危機に直面します。
しかしその筆致はシリアスなものではなく、まさに「笑いと涙」とともにあります。

今回は、本書を翻訳された斎藤真理子さんをゲストに、実は野球音痴である斎藤真理子さんの「野球的知識」を支えた女房役・担当編集の斉藤典貴さんにもフォローをしてもらいながらトークを展開します。

三美スーパースターズが活躍(?)した80年代の韓国の雰囲気とは。そして、なぜ、弱小球団はある特定の人たちをひきつけてやまないのか――。さらには、野球を知らない翻訳家が「野球小説」を訳すことの苦労とは!?

『三美スーパースターズ 最後のファンクラブ』を読んだ方も、未読の方も、名前すら知らなかったという方も、楽しんでいただけるトークです。

「一割二分五厘の勝率で僕は生きてきた。まさしく三美スーパースターズの野球だといえる」――パク・ミンギュ

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▲『三美スーパースターズ 最後のファンクラブ』/パク・ミンギュ著・斎藤真理子訳/晶文社

勝率一割二分五厘の野球と野球小説
~『三美スーパースターズ 最後のファンクラブ』 の世界
●日時 2018年3月25日(日) 15:15~16:30(15:00開場)
●場所 ソラシティプラザ内 お茶ナビゲート
●入場料 1,000円(予約制/当日お支払いいただきます)

ゲスト:
斎藤真理子(翻訳家) Twitter:@marikarikari
斉藤典貴 (編集者)

聞き手:
かつとんたろう(ライター)

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